樹脂・エラストマー
アモルファス化セルロースナノファイバー(CNF)
どんな材料?

再生可能エネルギーを使用して生産された持続可能な木質セルロース繊維をアモルファス化した新素材です
プラスチックを超える靭性があり、新しい脱石油素材として活用できます
アモルファス化CNFの特徴
- アウトガス「0」の衛星筐体部材
- アクリル樹脂と同等の硬度
- ポリプロピレンの約2倍の衝撃強さ
- 優れた弾性変形
- アルミ蒸着紙を超える酸素ガスバリア性
- 最高レベルの水素ガスバリア性
- 完全なサステナブルとリサイクル性
- 半透明性

できるまで
次世代の先端素材として注目を浴びてきたCNF(セルロースナノファイバー)ですが、ことCNFを用いた製品開発においては、長年、数時間にわたる脱水工程と乾燥工程、そしてキロ当たり数十万円という高コストに悩まされてきました
またCNF単体での製品化が難しいことから、最近ではCNFをプラスチックに混合することでCNFの特性(軽量・高強度・高弾性・低熱膨張)を生かした減プラ製品の開発へと移行してきております。しかしそこには親水性のセルロースを親油性のプラスチックにどう混ぜるかという基本的な問題があります

セルロースナノファイバー(CFN)
セルロースナノファイバーの説明(樹木からセルロース分子鎖までの階層構造) M.Mitov in Soft Matter 2013,13,4176-4206, the original artwork by Mark Harrington, Copyright University of Canterbury, 1996をもとに改編(環境省)
さらに、研究途中に、特殊環境(320℃/約250気圧)でのみ確認されていたセルロースのアモルファス(非晶)化を平常環境で可能にする方法を発見するに至り(国際特許出願中)、これによって従来よりも高密度かつ高硬度なCNF成形体の作成が可能になりました。その物性は、アクリル樹脂と同等の硬さを持ちながらもポリプロピレンよりも2倍の衝撃耐性をもち、高い弾性変形(曲がっても復元する)をもつというものであり、さらにはアルミ蒸着紙を超える酸素ガスバリア性、最高レベルの水素ガスバリア性とアルコール不浸透性(染み込まない)を示すものでした
このような従来のセルロース繊維製品では全くあり得ない特性をもつ新しいセルロース製品が誕生いたしました
不織布(ニードルパンチ)
不織布とは

一般な布は繊維を撚って糸にしたものを織っていますが
不織布は繊維を熱・機械的または化学的に接着
または絡み合わせた布です
環境への負荷が少なく、リサイクル性も高い素材です
3つのこだわり・特徴
条件により小ロットからのご注文を承ります
白専用ラインと黒色系ラインをそれぞれ保有
いつも安心・安定の製品作り

お客様の製品へのご使用例
衣装用
ファッションの華やかなメインステージの裏で
存在感のある芯地、襟芯、肩パット、胸増芯、ファンデーション等
としてご使用いただいております
手芸用
手芸向けに
パッチワーク綿、キルト綿、ハワイアンキルト、タペストリー、
ぬいぐるみ、クッション、フェルト等
多種多様な製品にご使用いただいております
生活関連資材
毎日の生活の身近に存在している
エアコン・空気清浄機・掃除機・換気扇 各フィルタ、雑貨品 等
としての不織布を取り揃えております
農業・土木資材
農業資材として育苗シート、
土木資材として止水材、軟弱強化用
の不織布を承っております

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